太田出版
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内容
たまには固くない本も取り上げます。クイック・ジャパンvol81をご紹介です。今回のテーマは「漫画の底力」。浦沢直樹さんのインタビューがメインでのっています。これ、とても面白いです。
浦沢さんについてはいちいち説明する必要ないと思うけど、20世紀少年とか、MONSTERとか、YAWARA!の人です。
以前、テレビにでたときもすごく面白かったので期待して読みました。そのテレビの様子はこちらのblogで文字起こしされております。感謝ですね。
http://d.hatena.ne.jp/maikuhama/20050201
面白いポイント
この本全体でいえば、浦沢さんの話だけじゃなくて、いろんな漫画家の話がでてくるのでそれも面白いです。また、地味にといっては怒られますが面白いのは、ウッチャンナンチャンのウッチャンの話が面白いです。これは漫画関係ないけど、笑う犬のDVDに関する記事ものっていてここで話している話が面白い。非常によい本だと思います。
この本について語る
まずヒトコトでいうと面白い。
浦沢さんのインタビューで面白かったのは、たくさんあるけど、「好きなこと我慢して10年過ごした」ってエピソードかなあ。そして、それを我慢できたのは「陸上部だったから」と答えたところかな。詳しくは本を参照にしてくださいな。
前回の内田先生の話と共通するけど、なんというかこう、「淡々と作業できること」っていうのはとても大切かなと思う今日この頃です。わかりやすく情熱的であることの意味ってどのへんにあるのかなとなんとなく思います。自分がやりたいことはなに?ってことに、うまく答えられないけど、なんとなく無意識に知っていて、それを淡々と努力できるかんじっていうのかなあ。
それがすごくいいなと思います。
あと、ウッチャンの記事で面白かったのは、2つ。1つ目は、笑う犬は最初面白くて、1時間になってからつまらなくなったなと思っていたけど、ウッチャンもそう思っていたこと。2つ目は、ウッチャンはお笑い芸人の中で、ぱっとしない人に焦点をあてたがるところ。その2つが面白かったです。
最後に思うのだけど、やっぱり教育・学習に関する本だけここに紹介してもつまらないからこういうのどんどん紹介しておきます。さっき紹介した浦沢さんのテレビのインタビューにもこんな話がありました。
面接にくる人になにを聞くのか?ということを聞かれて、
浦沢 「漫画と関係ないことに興味があるっていうことの方が大事なんじゃないかなって思って。それで、全然こう、関係ない話で盛り上がる人のほうが長続きするかな? とかね」
小泉
「漫画論を熱く、浦沢さんに語って、どうしてもって弟子にしてくださいって方はもちろんいらっしゃいますよね? 」
浦沢
「漫画論を熱く語ったら落ちるね! (笑)」
小泉
「(笑)。漫画論ダメですか」
浦沢
「うん、漫画論ダメだね」
小泉
「漫画はこうあるべきだとか、僕の漫画の世界観はこうだとか」
浦沢
「んー……落ちたやついたよね(笑)。いきなりかましてね」
小泉
「あ、そうですか」
学習とか教育とか以外でも盛り上がれるって大事かもね。一応そんなかんじで。
参考
小学館
20世紀少年の第23巻です。ほっとしています。
名作か駄作か
賛否両論あるようですが、夢中になりました!
意外にも早く終わった。『20世紀少年』よ。
オチが気になるが・・・
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