「論文の教室」の書評です。
日本放送出版協会
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不要な要素を多分に含む。
これはマックファンが書いた論文執筆指南書だ!
レポートの書き方がわからないという方に
論文の書き方を概観するには良い
一読の価値あり!!
内容
レポートの書き方本です。レポートはいかなる文章か、どのように問いをたてるのか、どのように論証していくのかについてわかりやすく述べられた本です。
面白いポイント
この本の面白いポイントは、著者が書き方についてたんたんと述べていくのではなく、物語形式になっているんですね。
論文をてんでまともに書くことのできない「作文へた夫くん」というキャラクターがでてきて、その作文へた夫くんのレポートをどんどんまともにすべく先生が指導していくという方式で進められていくのです。
この本について語る
この本はとても好きな本のひとつです。作文へた夫くんというキャラはどこにでもいそうな、レポートを書けない大学生なんです。そのへたおくんが先生と会話をしていくことで、徐々にそのレポートをよくしていくんですね。
これがなんとも面白い。おもしろい理由は以下のまとまるかなと思います。
- レポートがよくなっていく「プロセス」がわかる
- レポートの形式ではなく、「考え方」がわかる
- 対談形式なのでよくある疑問が解消される
ストーリーの面白いところは、「流れ」にあると僕が思っています。ストーリーの展開が「カテゴリー」ではなく、「時間軸」であるところがポイントではないかということです。その理由は、「プロセス」がわかるというところと関係していると思います。
どういうことか?
よく整理された本というのは必ずしも、「思考の順番」通りに書かれているわけではないんですよね。よくわかった人が、その順番に並べるとわかるけど、よく整理されているだけに初心者が考える順番に情報が並んでいないということがよくあると思うのです。
だから、「なんでそうなるの?」という部分が欠けてしまうのかなと。
そのへんが重要ではないかと思っております。
だれにおすすめか?
- これから論文を書く人
- 大学1年生
- 考え方、文章の書き方を知りたい人(大学生に限らない)
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