先日、日本教育メディア学会のワークショップで「越境学習の場としてのワークショップの実践事例」という発表をしてきました。今回は「越境」をキーワードに研究会が行われました。具体的には以下のような内容です。
講演 香川秀太(青山学院大学准教授)(50分)
事例1 「病院ナースと研究者の協働による越境的対話の場のデザイン」
香川秀太(青山学院大学准教授)
事例2 「海外フィールドワークにおけるコミュニティとの関係の中での越境」
山本良太(関西大学大学院博士課程後期課程)
事例3 「越境学習の場としてのワークショップの実践事例」舘野泰一
(東京大学大学総合教育研究センター 特任研究員)
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今回は、具体的な事例をというオーダーをいただいていたので、これまで行った2つのワークショップの事例について紹介しました。
1つ目に紹介したのは、大学生を対象にしたワークショップです。この書籍にも収録されている、通称「15の夜ワークショップ」の事例について話をしました。
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このワークショップでは、自分の大学生活を振り返り、モチベーションをグラフ化して、物語にして他者に語るというものです。この活動をすることで、自分がどういうときにがんばれるかなどを理解することを目的としています。
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2つ目に紹介したのは、大学生から社会人までを対象としたワークショップです。この企画は、同志社女子大学の上田信之先生らのグループとともに行ったもので、学びにおける「問い」を楽しく深める方法について考えるものでした。
Toyful Meetup 2012
https://www.facebook.com/ToyfulMeetup2012
今回は、メディアを活用したワークショップの事例として、具体的な内容やデザインについて説明しました。
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今回はこの事例をもとに、さまざまなコメントをいただき、今後やっていきたい研究の方向性が見えてきました。
色々話をしていると、私はやはり「ゆるめのコミュニティ」の実態やデザインに興味を持っているのかなと思いました。もしかするとそれは「コミュニティ」とか「ネットワーク」という言葉で表せないような、ゆるやかな人の集まりのことなのかなと思います。人々が集まり、つながり、解散していくプロセスについて、今後研究的にもアプローチできるといいなと思っています。
今回コメントをくださった先生方、ゲストとしてお声がけいただいたみなさま、本当にありがとうございました。
ちなみに、当日は雪がすごく、参加者がいるのか心配だったのですが、多くの方にご参加いただきました。どうもありがとうございました。
※当日の東京駅はこんなかんじでした
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