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今日は11/21に私が企画・実施したワークショップの内容について書きたいと思います。

今回のワークショップでは即興演劇(インプロ)の手法を使い「ある状況を試しに演じてみる(2分程度)」ことを通して、私たちのコミュニケーションがいかに視覚化された情報に影響を受けているかを体験してもらいました。

体験ワークは大きく2つ実施しました。1つ目は「みえる(情報が見えすぎる)」場合、2つ目は「みえない(情報が減る場合)」です。

それぞれのワークは、

1.ショートコント(お笑い芸人の野村真之介くんにお願いしました)
2.プチ解説
3.体験ワーク
4.振り返り

という構成で行いました。

今回のワークショップは、私の大学院の同期である平野智紀くんの「結婚」にちなんだ連続ワークショップの企画に呼ばれたものだったので、普通のコミュニケーションではなく、ちょっと「きゅん」とするような「感情をゆさぶるコミュニケーション」について体験するものにしました(笑)。

■最初にちょっとまじめな話と導入ワーク

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導入は舘野が担当しました。「みえる / みえない」ということが、実は「協調的に学ぶ」ということを支援するときにとても重要な研究テーマであるということを話しました。実際に「可視化による学びの支援」というのは、ひとつの大きなテーマとなっています。

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話が終わったとに、即興演劇(インプロ)になれるための簡単なワークを実施しました。「プレゼントゲーム」という方法を、少し「お笑いアレンジ」して実施しました。

インプロ部分は、園部友里恵さん、野村真之介くんがファシリテーターとして進めてくれました。ワークのファシリテーションから、ショートコントまで大活躍でした(笑)

■「みえる」状態でのコミュニケーション

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最初のワークは「みえる」状態でのコミュニケーションです。今回は「もしお互いの愛情が数値化されて見えてしまったら」という状況をグループで演じてもらいました。1〜3の数字を引き、3だったら一番好きという状況でコミュニケーションをします。

相手の愛情という情報は思った以上にコミュニケーションに影響を与えることに気がつきます。お互い3と3だと加速度的に仲良くなりますが、1と1が見えていると加速度的に冷めたコミュニケーションになります(笑)。

3と1だと、案外と3の方にひっぱられたりします。このように、みえていない情報が可視化されることで、コミュニケーションの質そのものがだいぶ影響を受けていきます。実際の活動では、「愛情を隠す」というカードも取り入れて、より複雑なコミュニケーションを楽しんでもらいました。

■「みえない」状態でのコミュニケーション

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次のワークは「みえない」状態でのコミュニケーションです。今回は「声も表情もとどかない状態で、あるメッセージを伝える」という状況をペアになって体験してもらいました。言葉も表情もみえないのに、メッセージが伝わるの?と思うかもしれませんが、案外と伝わるものです。あえて情報を「制限する」ということで、コミュニケーションをデザインすることができるということを体験してもらいました。

■まとめ

今回のワークショップでは、即興演劇を通じて、コミュニケーションにおける「みえる / みえない」を体験していただきました。

当日の写真はこちらにすべて公開しているのですが、みていただいたわかるとおり、みなさんとても笑顔が多いです(笑)

当日の写真一覧

http://www.flickr.com/photos/108641174@N07/sets/72157638542060105/

今回のワークショップは、写真を大崎えりやさん、江戸川カエルさん、映像を柿沼キヨシさんに撮っていただきました。当日は、ワークショップの様子をその場でまとめて映像として流すリアルタイムドキュメンテーションを実施しました。

コミュニケーションというと、普通は「はなす」「きく」という単語を連想しますが、この「はなす」「きく」に対して、いかに「みる(みえる /みえない)」が影響しているかがわかります。

つまり「みえる / みえない」ということをデザインすることが結果的にコミュニケーションのデザインにつながるのではというのが今回のワークショップのポイントです。

今回は体験を重視したので「こうデザインすればよい」という話はしませんでしたが、今後も引き続き実施していきたいテーマだなと思います。もし興味がある方は私のblogやtwitterで告知をしますのでぜひご参加くださいませ!

参加者のみなさん、ワークショップを一緒に企画してくださったみなさん、企画に呼んでくれた平野智紀さん、奥友絵里子さん、本当にありがとうございました。

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