「シブヤ大学の教科書」を読みました!みなさんシブヤ大学をご存じでしょうか?
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シブヤ大学、知ってますか
僕なりの理解を書くと、シブヤ大学は、「渋谷」という街全体を、「大学のキャンパス」として捉え、地域と密着したかたちで、面白い学びの場をつくってしまうプロジェクトと言えるかなと思います。
詳しくは、シブヤ大学のWebを見ていただければわかると思うのですが、シブヤ大学の特徴を表したステキなキャッチコピーが並んでいます。
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シブヤ大学Web
http://www.shibuya-univ.net/
遊ぶのがいちばん楽しい街は、学ぶのがいちばん楽しい街になれる。
「シブヤ」のいいところと「大学」のいいところ、どっちも取り入れる。私たちの名前は、そのまま私たちの理念です。
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今回あらためて「シブヤ大学の教科書」を読ませていただいたのですが、正直、かなり刺激を受けました。なんといっても、この「シブヤ大学」というコンセプトが非常に面白いと思いました。
シブヤ大学は正規の大学ではありません。入学試験もなければ、卒業することもないです。しかし、シブヤという街の特徴を生かしながら、様々な魅力的な講師陣とともに、自分の興味関心に関することを「いつまでも」学ぶことが出来る。そして、学び手としてだけではなく、「教え手」としてもこのプロジェクトに参加することが出来る。こうした仕組みは、ヒトコト「面白い!」につきるなと思いました。
おそらく、私がこのコンセプトを面白いと感じた理由のひとつに、シブヤ大学は「学校」ではないけれど、「楽しく学べる場」をかたちにしているという点があるでしょう。学校に代わるものではなく、学校と共に存在し、その行き来が学びにつながる。
こうした地域と連携した学びというのは、元々小学校に「総合的な学習の時間」が取り入れられたときに言われたことではないかと思います。教科としての学びをしながらも、総合的な学びを学校外の人と連携しながら行う。シブヤ大学は、それをシブヤという街でひとつのかたちとして進めているともいえるのではないかと思いました。
また、この本の後半部分に書いてある「シブヤ大学の立ち上げ」にまつわるエピソードも非常に読み応えがあります。学長の左京さんが、働いている会社を辞め、このプロジェクトに関わり、学長としてプロジェクトをひきいていくプロセスはとても熱いです。なにか新しいことにチャレンジしたいと考えている人を勇気づけるような内容になっています。
シブヤ大学に興味がある人だけではなく、学校外の学びの場を考えていたり、これから新しい学びの場作りを行い方にはおすすめの本です。
ちなみに、シブヤ大学はワークショップ部として発行しているBa Design Magazineというメールマガジンの第二弾で取り上げさせていただく予定です。興味ある方はぜひご登録下さい。
http://bit.ly/3Zx22N
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ちなみに、シブヤ大学には以前から興味があり、学長の左京さんらとお会いしてお話しさせていただいたこともあります。実はシブヤ大学の学長ブログにこっそり登場していたりします(笑)
シブヤ大学 学長日記 people
http://www.shibuya-univ.net/blog/2009/09/people-1.html
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