最近わけあって、「社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)」という言葉があらためて気になりだしています。
この記事では、定義やメリットの確認、関連して読んだ本のリスト化、をしておこうと思います。いろいろ忘れちゃっているのだけど、記事の最後に紹介した本は全て一度読んでおりますので、おすすめできます。
社会関係資本てなに?
社会関係資本をヒトコトでいうならば、「だれを知っているか、すなわち、個人的およびビジネス・ネットワークの大きさ、質、多様性など」です。ちょっとわかりにくいかな。。。
要するに、「個人の能力」を「資本」として捉えるのではなく、それよりも、所属しているネットワークだとか、[だれがなにを知っているか]を知っているとか、だれとつながっているかとか、人と人との「あいだ」に生まれるものを「資本」として捉えていきましょうよ!という考え方かなと。
ちゃんとした定義としては、
ハーバード大学の政治学者ロバート・パットナム
「ソーシャル・キャピタルとは、社会関係における社交ネットワークや規範、社会的信頼といった特徴で、互いの利益に向けた調整や協力を促進するもの」
などがあります。
どんないいことあるの?
この「社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)」を持っているとどんないいことがあるのかというと、例えば、企業では以下のようなことが指摘されています。
・知識の共有が改善される
・取引コストが低減する
・離職率が下がる
・行動の一貫性が向上する
(すいません、この本の出典を忘れてしまいましたが、コーエンかベーカーの本だったと思います。)
これ以外にも、社会関係資本と健康との関係など、いろいろ注目されているんですよね。
今回はさっくりですが
社会関係資本を探る方法論としてのネットワーク分析なども含めて、このへんはあらためて勉強したい分野です。このあたりを理解できると「つながり」の持つ意味を、実証的に明らかにすることができますしね。
おすすめ本
以下が、社会関係資本を学ぶのにおすすめの本です。ほんのヒトコトの紹介で申し訳ありませんが、あとでまたじっくり書評を書きたいと思います。
NTT出版
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「ネットを介したつながり」について知りたいなら。もちろん、社会関係資本とはなにかといった基本的な知識はしっかりまとまっているため、勉強しやすくてよい。
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見事なリーディングス
ネットとかではなく、家族とかご近所とのつながりを考えたいときには。住民間のネットワークが希薄になったとか、そうではないとか、そういうことを考えている章もあります。
ダイヤモンド社
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個人主義の限界を示唆する本
真のネットワークとは?
相互支援のネットワークの構築
相互支援のネットワークから生まれる資産
こっちは「企業」という文脈でこの話を考えたい場合。
ダイヤモンド社
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ソーシャル・キャピタルの大切さを知る!
コミュニケーションの本質に迫る
信頼とネットワークが企業を豊かにする
こちらも同じく「企業」という文脈で考えたい場合におすすめの本です。
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