学校で勉強するより、経験から学ぶ方が早い!
そんなこと思ったことありませんか?今回読んだ「経験からの学習」は、「企業において、経験から人がいかに学ぶか?」について明らかにしている本です。
同文舘出版
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あらゆる組織人にオススメ!
プロフェッショナルの育成への実践的視点
経験から学習するメカニズムを解明!
社会背景として、企業がじっくりと成長させるための時間を確保できないことがあげられています。
経験からしっかり学ぶためにはどうしたらいいのか?それが必要であるにも関わらず、経験学習のメカニズムははっきりわかっていません。
そこで、本書は、「熟達研究」という分野をレビューしつつ、「企業における熟達者がいかに経験から学んでいるか」を明らかにしました。
今回明らかにする側面は、
・人が成長する経験とは?
・経験から成長できる人はどんな特性をもっている?
・どんな組織なら人は経験からよく学べる?
という3つです。
それぞれ細かいな結果がありますので、詳細は本書を追っていただきたいと思います。ただ、ひとつポイントとなるのは、「明らかになった結果は、職種によって共通する点、共通しない点がある」ということなのですね。
どの職種にも共通することもあります。しかし、職種に固有の熟達のプロセスも多くあることがわかりました。これは当たり前といえば当たり前かもしれません。でも、現在の私たちは意外とそのあたりの感覚がにぶっているような気がします。
本書は、「経験学習」や「熟達研究」に関する教科書としても秀逸です。さまざまな知見をうまくまとめています。
この分野に興味がある方は、ぜひ手元においておくとよいのではないかと思います。おすすめです。
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