桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)
朝井 リョウ
集英社 (2012-04-20)
売り上げランキング: 367

3月という季節もありますが、最近なにかをやめたり、新しくはじめたりしようと色々考えることがあります。これは自分だけでなく、周りのひとたちの話を聞いていても感じることです。例えば、バイトをやめるといったものから、なにかの習慣をやめるというのもはいるかもしれません。

こういう話をしているうちに、結局なにかを「やめる」というときに考えるべきポイントっていうのは実はシンプルなのかなと思ったので、今回はそれをブログに書いてみることにしました。全てのケースに当てはまるかはもちろん謎ですが、なにかの参考になればと思います。

■ 自分のリソース(資源)の限界をなるべく正確に把握する

なにかをやめようと考えているということは、結局リソースの限界を超えちゃいそうだというのもひとつの要因だと思います。例えば、「お金がない」「時間がない」などといった理由です。そうした点から考えると、まずは正確に自分のリソースを把握するのがひとつのポイントになるのかなと思います。自分が自由に使えるお金や時間はどのくらいで、それをやめないとどうなるかを具体的にまず把握することが最初のポイントになるのかなと。

案外とそれを把握しないまま「やめようかどうか」を迷ってしまうことも多いような気がします。この部分が把握できないと、「本当にやめないといけないかどうか」について答えがでない状態になってしまいます。

■ リソースの拡張と配分

自分のリソースを正確に把握したら、次はなににどのくらいリソースを分配するかを考えます。結局自分ができることというのは、(1)リソースの限界をどうにか広げる、(2)リソースをどうやって分配するか、の2つしかないのかなと思います。

リソースの限界を広げるのは、例えば同じ時間でもっと稼げるバイトなどを見つけられれば、お金というリソースが増えることになり、やりたいことの幅が広がるかもしれません。寝る時間を削るというのもあるかもしれません。ただ、これは副作用が大きくて、結果的に全体のリソースは減ってしまうかもしれません(笑)

リソースの分配はまあそのままです。自分のリソースに限りがあるのであれば、なにを優先して、何を辞めるべきかというのを考えることになります。

■ 自分の優先順位を知る

リソースの分配をするときに大事になるのが「自分が何を大事にするのか」の価値観かなと思います。リソースの分配には一般的な正解はなく、「その人なりの正解」しかないのではないかなと思います。自分がなにを大事にするかを知るためには、自分の目標を書いてみたり、人と話してみたりするのがいいかもしれません。話をしてみることで、自分はこういう時間がないとダメなんだとか、やりたいことを一石二鳥でかなえられる方法等に気づいたり、教えてもらえる可能性もあるでしょう。

■ まとめ

ということで、今日はやめるプロセスについて書いてみました。まあ書いてみれば色々すでに言われていることかもしれませんね。

なにかをやめるというのは精神的に少しつらいことでもあります。「ああ、やめずにやっていればこんないいことがあったかもしれない」みたいなことも感じるでしょう。そう感じないためには、もし可能であれば「全部やればいい」かもしれませんが「やめたい」と思うということはそれは難しいのでしょう。

なにかをはじめたり、やめたりするのは決心が必要なので、こんなに合理的にスムーズにいくかはわかりません。ただ、最終的な決定するうえでの一つのヒントになるのかなと思います。

ぼくもあらためて自分の生活を点検したいと思います。

■ 関連する本

関連するかは知りませんが「やめる」つながりで(笑)まだ映画みれてないので早くみたいです。朝井さんの本は「何者」を読みましたがかなり面白かったです。

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)
朝井 リョウ
集英社 (2012-04-20)
売り上げランキング: 367
何者
何者

posted with amazlet at 13.03.21
朝井 リョウ
新潮社
売り上げランキング: 624