7/28に「プチ学会」というイベントを実施しました。このイベントは僕がやっているUnlaboratory(アンラボラトリー)という活動の一環で行っています。
Unlaboratoryとは「Un+Laboratory(研究室ではない、新しい研究室)」ということをキーワードに「大学の研究コミュニティの面白さを残しつつ、大学に閉じない新たなプラットフォームづくり」を試験的に行っているコミュニティです。
今回実施したプチ学会は「学会」というフォーマットを意識しながらも、既存の学会にない新たなコンセプトを加えたかたちで実施するものです。
例えば、「領域を縛らず、人のベースをつながりしている」というのも大きな特徴です。研究者(やその卵)、実践者など、多様な人が集まり新たな価値を作ることができないかを考えています。
■プチ学会のお作法
プチ学会のお作法(特徴)は以下の3つです。
1.時間割は当日決めます
一応発表希望は当日までに聞いておきますが、時間割は当日決めます。
(オープン・グリッド方式)
枠があまれば飛び入り参加OK!
2.参加者のほとんどが発表者です
プチ学会では、なるべく発表枠を参加人数に近づけた数用意します。
そのため、聞くだけの人の方が少数派になります。
3.発表スタイルは自由です(持ち時間30分)
発表スタイルに指定はありません。
スライドを使って発表する人、ポスター形式で発表する人、
なにも用意せずにカラダ一つで発表する人、ワークショップ形式にする人など、
なんでもOKです。
■これまでのプチ学会
プチ学会はこれまで色々な場所で、色々なコンセプトをもとに実施してきました。
・3月「勝手に学会やっちゃいます」@某大学の教室
・5月「3時のおやつのでる学会」@シェアハウス(まれびとハウス)
・6月「子どももこられる学会」@幼稚園(成城ナーサリィ・スクール)
そして今回はなんと「野外フェスのような学会」というコンセプトで実施しました。
■今回のコンセプト「野外フェスのような学会」
今回のコンセプトは「野外フェスのような学会」ということで実施をしました。これは、「夏の暑さを感じつつ、お酒を飲んだりしながらもまじめに熱狂的に議論しようぜ!」というメッセージを込めて名づけました。
このコンセプトは会場である「三田の家」の影響も受けています。三田の家は慶應大学の三田キャンパス近くの古民家で、「教室と居酒屋の中間」をイメージした場だそうです。地域の人と慶應大学の先生、学生が一緒に運営している非常にユニークな場所です。
ただ、「三田の家」は古民家で味わい深いという特徴の反面、クーラーがあまりきかず、基本的には扇風機や、自然の風だよりの場所でした。
この暑い状況を楽しむべく、今回はこの場所の特徴を生かしながら、2つ仕掛けをいれました。
1つ目、お酒が飲めるということ。
「教室と居酒屋の中間」というコンセプトをもとに、お酒を飲みつつ、まじめな議論ができるといいなということでお酒を用意することにしました。
三田の家にあるビールサーバーからビールを飲んだり、こちらでカクテルを用意したりしました。
(参加者の平野智紀さんにバーテンダーをやっていただきました!)
2つ目、発表場所を工夫すること。
のちほど写真で紹介しますが、今回の発表場所は、
・リビング
・台所
・ガレージ
という特徴的な3つの場所を使いました。民家という特徴を生かしつつ、「ガレージ」という半分野外の会場も使用しました。
「新しいアイデアはガレージから生まれる」といったりしますが、そんな雰囲気を体験してもらいたいと思い、この場所も使いました。
以上の特徴を踏まえて実施したのが今回のプチ学会です。それでは当日の様子を以下でご覧下さい。
■当日の様子をレポート
こちらが会場の「三田の家」です。入って左の部分がガレージになります。今回は「ガレージ」も使うのですが、そのままだとあまりに無骨なので、ちょっとアレンジをしてみました。
アレンジ前にまずはお掃除。場作りの基本はまずは「掃除すること」です。
準備をしているときに僕が勝手にひらめいた言葉は、
「場作りすること姑のごとし」
でした。まずはきれいに掃除して、ディテールを整える。これにつきます。
ちなみに今回の場作りには、我妻優美さん、牧村真帆さんにもご協力いただきました。感謝!
完成した様子がこんなかんじです。すだれやひまわりなどは我妻さんが購
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