以前ブログで少し書きましたが、最近「Lang-8(ランゲート)」というSNSを使っています。このサービスは、第2言語で書いた日記を添削してくれるサービスなんですね。
例えば、僕は
・第一言語(普段使っている言葉):日本語
・第二言語(学びたい言葉):英語
なので、日記は「英語」で書きます。そうすると、僕と反対の人、すなわち
・第一言語(普段使っている言葉):英語
・第二言語(学びたい言葉):日本語
の人が、僕の日記を添削してくれるんです。もちろん、代わりに僕も日本語で書かれた日記を添削します。
例えば、
「ここは「は」じゃなくて「が」のほうが適切だな」
みたいなかんじです。「は」と「が」の使い分けって難しいよなーとかそういう気づきもあったりします。
■ 添削してもらうためには海外ウケする内容を
まあそんなサービスなのですが、自分の日記が添削されるかどうかっていうのは完全に善意任せなんですね。添削されないこともあります。(月額を払う会員になると、添削してもらいやすくなります!)
そのためには「自分が誰かの日記を添削する」とか「海外ウケするキャッチーな内容を書く」ということが必要になります。だれかの日記を添削するのはいいとして、どんな内容にするかは迷います。
海外の人からウケそうで、自分も好きなものってなんだろうかと考えてみました。
そんなときに思いついたのが「信長の野望 -天翔記-」でした。なぜか最近PSPでまたハマっていたので(笑)
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信長の野望とか、ジャパン!ってかんじだし、サムライでてくるし、
こりゃあメニーメニーたくさんのコメントがついて、アイムハッピーじゃないの!?
というノリで日記を書き始めました。
ちなみに、なぜか英語でものごとを考えたり、書こうとするとテンションが高めになるのは僕だけなのでしょうか。ルー大柴的な世界観に毒されているからなのでしょうか(ルー大柴の野望!?)。
■ 「信長の野望」を英語でいうと
それで、日記を書き始めたのですが、いきなり疑問に思ったのは、そもそも「信長の野望」って英語でなんていうんだろうということでした。
そのまま「Nobunaga no Yabo」でもいいかとも思ったんですけど気になる。ということで、海外のサイトを検索。
どれどれ。
そこで出てきたものを見てみると
Nobunaga’s Ambition
と書かれていました。
僕的にはこれをみたときに
「Ambition!?リアリー!?」
という思いがしました。
これ、英語的に全然おかしくないんでしょうが、僕は勝手に「アンビション」とか「アンビシャス」っていうと、もうちょっと、なんていうんでしょうね。
「Boys, be ambitious(少年よ、大志を抱け)」(クラーク博士)
とか
「Be ambitious〜♪ 我が友よ〜、冒険者よ〜♪」(TOKIO)
みたいなかんじで、たしかに「野望」的なものではありますが、「野望」の「野」のかんじがしないんですよね。ちょっと「さわやか」とか「好青年」的なイメージを持っていました。だから「信長」と「ambition」のイメージがどうにもしっくり来ませんでした。
ちなみに友人のHくんに、信長の野望は「Nobunaga’s Ambition」だと言ったら、
なんか「信長、意識高い」ってかんじだね。
といい放ちました。そんな「意識の高い学生」みたいなノリで(笑)
でもちょっとわかるんです。
普段見慣れている「信長の野望」という言葉も、一度英語にしてみて、あらためて、日本語を考えると、なんとなく色々見え方がかわって面白いです。
とにもかくにも、まあそんなこんなで日記を書きました。
結局、コメントはオンリーワンでしたが、ちゃんと添削してもらえてアイムハッピーでした。
■ 終わりに
英語で日記を書いみて面白いのは、
・これを英語でいったらどうなるのだろうか?
・海外の人から見える日本とか必要としているコンテンツってなんだろう?
を考えるきっかけになるということでした。
SNSなので、いわゆる「日記」とは異なり、「読者」がいるのが面白いんですよね。「相手を意識した文章」を書こうという気持ちになります。作文教育などでも「読者意識が大事だ」ということはよく言われることでもありますが、そういう環境が作り出されていると思います。「海外の視点から見た日本」を意識するきっかけになり、その点でも面白いと思います。
日本を相対化してみてみるというのは、グローバル時代に大事な視点かもしれません。
ちなみに、僕は「日記の表現集」みたいな本も買ってみたのですが、「コメントありがとう」みたいな「ありがとう表現バリエーション」みたいなのは当たり前ですがのってないので注意が必要です。当たり前ですが、日記にはコメントのやりとりが想定されていないので(笑)
▽
「俺、最近英語で日記書いているんだよねー」
というのは、いかにも「意識の高い学生」的な発言かもしれません。
しかし、織田信長が日本統一の礎をつくったように、時代を変えるのはいつもこうした「意識の高い若者」なのではないでしょうか。
もしかしたらあの時代に信長も
「俺(信長)、日本統一したいんだよねー」
といって、大人たちから「意識の高いサムライ(笑)」とバカにされていたかもしれません。
知らんけども。
おあとがよろしいようで。
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