最近考えていることの一つに「アウトプットへの恐怖感」ということがあります。
もうちょっと具体的にいうと「人はアウトプットをするときに、自分の実力以上に恐怖感や不安感を感じていないか?」ということを考えています。
例えば、「書くこと」について。
「書くのが苦手をみきわめる」という本の中には、「大学生が、自分のレポートを実際書けているクオリティより低く見積もる傾向があるのではないか」ということが書かれています。
実際よりも過小に評価してしまうということですね。

この他にも例えば「英語」について。
英語を話したり、書くときに必要以上に不安な気持ちを感じたり、能力の過小評価をしていませんか?
でも実際やってみると、意外に伝わったり、そんなに気にしすぎないでいいのにと言われたりすることもあるのではないでしょうか。
これもなぜか必要以上に不安を感じている例だと思います。
これらを踏まえて最近考えているのは、
・なぜ私たちは必要以上に不安を感じたり、自信がないのか?
・不安を低減することはできないのか?
ということです。
色々考えてはいますが、いまのところ僕が明確な答えをもっているわけではありません。
心理学的には、マインドセットの話や、自己効力感とかの話になるでしょうかね。
これまで以上にアウトプット型の教育が求められる中で、こうした不安感への対処は大事な視点だと思っています。
「ワークショップ」という手法に注目が集まる背景にはこうした点もあるでしょう。よい意味でのアウトプットへの安心感をつくるということですよね。
組織で新たなアイデアを出すためにも「心理的安全」はひとつの要素になると聞きます。
もちろん当然「緊張感」だったり、「不安感」というのは完全な悪ではなく、適度にあるに越したことはありません。
それらがクオリティを押し上げる部分も確実にあるのですが、適度なラインはどうやって作れるのだろうかということを最近よく考えています。
なぜなら、アウトプット型の教育は「トライ&エラー(試して、失敗して)」や「PDCAのサイクル」を回すことがひとつの成功の条件になります。それができないと期待した効果が得られないわけです。
ではできない人は何がだめなのか?私は「サイクルの回し方がわからない」のではなく、「知っているけど怖い、失敗したくない」みたいなことの方が意外に多いような気がするんですね。技術やスキルだけでなく、感情的な側面も大きいのではないかということです。
もちろんこれは僕の感想ですけどね。
アウトプットへの恐怖感や安心感についてあなたはどう思いますか?
なにか感想があったら教えてくださいね。
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