さきほど「AcademicHack!-実践を記録すること、物語ること、コミュニティを作ること-」というイベントに参加してきました。今日は終わった直後にブログを更新することにチャレンジしてみました(笑)イベントの詳細はこちらになります。
今回のゲストは小西貴士さんでした。小西さんは写真家・保育士をしており、清里高原で野外保育の様子を写真で記録し、子どもたちの物語を綴っていらっしゃいます。
ゴリ(小西貴士)の森のようちえん日記
http://ameblo.jp/gorilla-tarou/
ちなみに今回の会場は山梨県の清里の森をイメージしてセッティングされていました。紫陽花が素敵ですね。
■小西さんの写真とストーリー
今回は小西さんが実際に撮られた写真を見ながら、その写真にまつわるストーリーを聞きました。状況を言葉で説明するのは難しいのですが、「映画」をみているようでした。
- 印象的な一枚の写真がプロジェクターに映し出される
- 写真にまつわるストーリーを小西さんが朗読
- 印象的な言葉と音楽、スライドショー
「記録する」というと、「客観的にきれいに記録する」というイメージがあるけれど「主観的にかかわりながら記録する」というかたちもあるということをあらためて感じた気がします。
■良質な質的研究そのもの
これらのことを総合してみると、小西さんの記録は、良質な質的研究そのもののように思いました。
「対象と距離を置くのではなく、その場に一緒になってかかわる。そして、個別具体的な、目の前にいる名前のついた人の物語をつむぐ。」
これは、
「対象とはなるべくかかわらず、具体的な「○○くん」ではなく、被験者Aさんとして関わる方法」
とはまた別のアプローチですよね。
どちらがいい悪いわけではないのですが、私はもしかすると「記録」について、「客観的に撮る」ということをなんとなく勝手に思っていたような気がしました。
■まとめ
ということで、今回は実践の記録について考えてみました。
「実践の中に身をおいて、かかわりながら、記録をする」ということに自分もチャレンジしてみたいなとあらためて思いました。
他にも、記録とコミュニティの関係など色々考えたことがあるので、またあらためて記事にしてみようと思います。
ゲストの小西さん、企画をしてくださった中原先生、牧村さん、ありがとうございました!
■関連する本
小西さんの本はこちらです。
今回紹介されていたこちらの本もあらためて読みたくなりました。
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