最近僕が好きな先生達が認知行動療法に関する本を読んでいたり、blogに紹介していた
りしたので僕も読んでみました。これとても面白かったです。認知行動療法の定義はネットの情報だとこんなかんじでまとめられているようですよ。
===
認知行動療法(1999年執筆)
認知行動療法とは、クライエントの不適応状態に関連する行動的、情緒的、認知的な問題を治療標的とし、学習理論をはじめとする行動科学の諸理論や行動変容の諸技法を用いて、不適応な反応を軽減するとともに、適応的な反応を学習させていく治療法である
認知行動療法
学習理論に基づく行動変容法・理論を総称して、行動療法、一方、認知や感情に焦点を当てる心理療法を認知療法と呼ぶ。現在、この両者は不可分に結びついており、「認知行動療法」と呼ばれるようになった。「認知行動療法」という呼び名が最初に現れたのは、ドナルド・マイケンバウムの著作のタイトルである。
===
この方法のキモを専門外の僕が乱暴にまとめてみると「思考の癖」とか「考え方の偏り」っていうものに気が付き、「変に落ち込みすぎたり」するのを回避するような方法かなと思います。
いろいろ読んでいて思いましたが、結局「事実」と「解釈」は違うということなのですよね。人に褒められたという事実があっても、素直に「褒められてうれしい」と解釈もできますし、「あいつなにかたくらんでいるのかな」と解釈できるわけで、その解釈の偏りに気づき、考え方や行動を変容させようよというかんじなのかなと思いました。
別にこの方法を知ると「落ち込まないですむ」っていうわけではないのですが、「変にネガティブになりすぎる」ということは防げるのかなと思います。
とりあえず読んでみたのは下記の二冊です。どちらも教科書的な本じゃないかもです。ごめんなさい。
1冊目は、向後千春先生のblogに紹介されていたので読みました。とても面白かったです。ついつい、私たちは問題解決モードになってしまうけれども、問題をそのまま受け入れるというか、そういうモードに切り替えるのがポイントで、それに瞑想が大事とのことでした。
Segal, Teasdale, Williams『マインドフルネス認知療法』
瞑想法の導入により、注意の資源を「ただ見る」ことで埋め尽くすことが可能になり、ネガティブ思考の反芻を不可能にする。ひいては「心のモード」を「すること(do)モード」から「あること(be)モード」に転換することができる。
2冊目は、ネットで評判がよかったので読んでみました。こちらは、なんというか、「認知行動療法を体験するための本」ですね。これを読むことで、ネガティブ思考にはまらないというかんじでしょうか。
はまりがちな思考の罠のパターンが表にまとめられていて、これを見るだけでも価値があるかもしれません。この本は辞書みたいにでかくてびびるのですが、内容はとても読みやすく、自分に関連するところだけ読めばいいのかなと思います。
どちらの本も面白いのは、読んでいて自分も「なるほど!」と思っちゃうことなんですよね(笑)「あるある」とか、「たしかに」とどちらの本を読んでいて思いました。
単純にこれを知っておくと、自分にとっても、ネガティブモードに入り込まない自己防衛のひとつになるかもと思いました。
さらにいろいろ読んでいきたいなと思っています。
コメントを残す