浅野いにおさんの漫画である「ひかりのまち」を読みました。浅野いにおさんの漫画は、どの作品も独特のやるせなさみたいなものがただよっています。僕らぐらいの若者、サラリーマン、小学生、それぞれのどこか心の奥底にある闇みたいなものをすっと描いていきます。
この「ひかりのまち」も、これまたそういう独特の雰囲気をかもしだしていきます。この一冊で完結です。
小学館
糞
ぼくらのまち
?
なんかいいな
チリも積もれば山となる
舞台となる「ひかりのまち」は、新興住宅地みたいなところを舞台としています。そこに住んでいる様々な人たちの闇、または人物同士のやりとりが描かれます。短編集みたいなかんじです。
この作品を読んだ感想としては、伊坂幸太郎さんの「終末のフール」に似たかんじを覚えました。終末のフールも、ある団地を舞台として、話ごとにさまざまな住民が主人公になり、それぞれのストーリーに、別の話にでてきた人が顔を出していきます。そういう構成はとても似ていますね。
集英社
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奇抜な設定とオーソドックスなアプローチ
終末のフール
唯一、満点がつけられない・・・
どうにも舞台設定が気に入らない
内容が好きなジャンルだったので
以前書いた「終末のフール」の書評
http://d.hatena.ne.jp/asapon/20090716/1247761254
ある意味、小説みたいな漫画です。
そういう雰囲気の漫画が好きな人はおすすめですね。他にも「ソラニン」とか「世界の終わりと夜明け前」などもおすすめです。
以前書いた「世界の終わりと夜明け前」の書評
http://d.hatena.ne.jp/asapon/20081218/1229608138
小学館
日本の若者のリアリティ
23、24歳のリアル
真剣に生きている人?
浅野 いにおファンでない方は注意を。
ソラニン
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