響きあう脳と体(茂木健一郎・甲野善紀)を読みました!茂木さんは知らない人はいないと思いますが、脳科学者の茂木さんですね。
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一つの試みとして
身体と脳の接点
身体性は現代文明への対抗軸
人間・生命をありのままにとらえようとする対話
甲野さんは、古武術に関する著書をたくさん出している方です。昔、巨人にいた桑田さんが指導してもらったりしていたの覚えていますかね。甲野さんは、桐朋高校のバスケットボール部の指導をしたことでも有名です。
このへんはこのあたりのサイトをどうぞ。
・本人の公式ページ
・甲野善紀(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B2%E9%87%8E%E5%96%84%E7%B4%80
この本はタイトルにあるように「脳の茂木さん」と「身体の甲野さん」という対談になっています。
ただ、本の中身をみると、「科学者の茂木さん」と「実践者の甲野さん」の対談だなと思ってきます。
この本の出だしがいきなりすごいのですが、甲野さんがこう言います。
茂木さんと対談させていただけることが決まって、私がいちばんお聞きしたいと思ったのは、人間という複雑な存在を、科学、すなわち言葉による論理に基づいた手法で果たして読み解けるのかということです。
この一文が、一章の一番最初の文です!いきなりワクワクしますよね。茂木さんも、この問いに関して、真正面から語っていきます。
「科学が捉えられれることと、そうではないことがある。」これは当然そうだと茂木さんは言います。これに対して甲野さんが怒るのは、以下のようなメッセージがあるからだと思います。
科学者は運動のほうを「科学」にあわせようとしているんじゃないかと思うのです。
これはかなりどきっとしますよね。科学で捉えられることが「真実」。というスタンスにたってしまうことに対する怒りともいえるかもしれません。
ここでは「身体」とか「脳」ということで話をしていますが、これって「科学者」と「実践者」という抽象的なレイヤーでも成り立つ話なんじゃないかと思うのですよね。
教育に関する研究をしている人と、実践者の間にもこうした話はあるのではないでしょうか。
一流の実践者と科学者の対話は、いろいろな示唆を与えてくれます。
こんな問題に考えている人にはぜひおすすめの本です。
岩波書店
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古武術研究の入り口。具体的な身体のつかいかたは別の本で。
実践方法よりも、著者の考え方が分かります
古武術をテニスに生かす男・・・・日吉(;’Д`)ハァハァ
古くない、あたらしい
まぁ、一度読みなはれ
バジリコ
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参考程度
内田さんの話が多い
有益4割、たわごと6割
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