いまさらですが、石井裕さんがプロフェッショナルにでた回をみました。石井裕さんといえば、直接手で触ることでデジタル情報を操るインタフェース、「タンジブル・ユーザーインタフェース」を作った人ですね。
僕が見たのはこの回です。
コンピューター研究者・石井裕 出過ぎた杭は誰にも打てない(かっこいいこといいますねー)
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070208/index.html
Webの記事がありましたのでこちらもどうぞ。
39歳でMIT教授!タンジブル・ビッツを生んだ石井裕/Tech総研
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000789
動画を見た感想ですが圧倒されましたね。新しいものを生み出す!という気持ちの強さというのでしょうか。そういう決心みたいなものがすごく伝わってきました。個人的に、面白いと思ったエピソードは2点です。
1点目は、「激しいプレッシャーや屈辱感が、自分を動かすエネルギーになっている。こういう気持ちを、自分の力にするコンバーターみたいなものを持て」という話です。動画を見て僕がまとめて書いているので、そのまま言った言葉じゃないですがこれは面白かったです。
石井さんがここまでがんばれるのは、MITにいく前に見向きもしてくれなかった人に対する屈辱感みたいなものが自分を支えていると言っていました。さらに、MITでは激しいプレッシャーがあるけれど、それを楽しむ気持ちが必要みたいなことも言っていました。そして、そうした一見マイナスのものを自分のエネルギーにかえるためのコンバーターみたいなものを自分の心の中に持てということのようです。
うーん、これ大事ですね。くやしい思いをしてやめてしまうのではなく、そのくやしさを力にするというのでしょうか。失敗をおそれずに、そこでのくやしさを力にするというのは自分も心がけたいですね。
2点目は、エピソードではないのですが、MITで石井さんのゼミみたいなものをやっている様子がうつしだされたのですが、そのときに印象的だったのはコンピュータを一切使わないんですよね。学生はみんなの前で話すのだけど、前に白い模造紙があって、そこにペンでアイデアを書きながら説明していくのです。さらに、先生もなにか思いつくことがあるとそこに書き足していく。
これはとても面白かったですね。ぜひマネしたいと思いました。やはりアイデアを固めていく段階においては特に、紙のもつ力はつよいのかもしれませんね。
この回のプロフェッショナルは、なんとなくこう響きましたね。緊張感みたいなものと、強い意志がすごく伝わりました。
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