こないだ紹介した田口選手と糸井さんの対談がおわりました。今回もとても楽しかったです。

25番目のピース

http://www.1101.com/taguchi_2009/index.html

この機会に以前やった田口選手と糸井さんの対談も読み返しました。そしたらやっぱり面白かったですね。

野球のカミサマ、初球だけ狙わせてください。

http://www.1101.com/taguchi/index.html

一番面白かったのは、ピッチャーと対戦するときに、「相手を研究する」んじゃなくて、「自分を研究する」割合が多くなるという話でした。

(詳しくはこの回をみてください。http://www.1101.com/taguchi/2008-03-13.html

どういうことかというと、相手がどんなボールを投げてくるかっていうのは、「自分がどう見えているか」ということを元に行われるということなのですよね。相手投手がどういう性格だから「こう投げる」というのではなく、「僕のことをこう見えているはずだから、こう投げる」ということに気づいたという話なのです。

そのときに、田口選手は「じゃあ、自分は相手からどう見えるのだろうか?」ということで、「自分を研究する」んだそうです。これ面白いですよね。

研究発表なども同じかもしれません。

「相手がどんな人だから、きっと自分の発表に対してこういうコメントをしてくるに違いない」

という対策もたしかにそうなのですが、それは「自分の発表」があくまでベースなわけなのですよね。

つまり、「自分の発表」の「どこが売り」で「どこがウィークポイントで、限界なのか」ということを知れば知るほど、相手の質問が予測できるということかもしれません。

「他者との対話を想定することで、結局自分自身の理解が深まる」

ということは本当に面白いよなと思います。

ダイアローグ 対立から共生へ、議論から対話へ
デヴィッド・ボーム
英治出版
売り上げランキング: 3216
おすすめ度の平均: 5.0

5 目からうろこが落ちる一冊です
5 必読の書
5 あなたもダイアローグを避けて通れない
5 深遠なる本
5 ダイアローグの真髄を語った本!