東京電機大学出版局
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ゲーム好影響論
内容
本書はタイトル通り「シリアスゲーム」について書かれた本です。といってもなにも説明してませんね。シリアスゲームとはとても平たくいうと、「ゲームと教育の関係」を考えた分野ともいえるかもしれません。みなさんもゲームをやりながら学んだことありませんか?
桃太郎電鉄をやりながら日本の地理や、地域の名産を覚える。
こんな体験、あると思います(芸人風)。
いや、要するに、ゲームという方法を使うことで、教育的にとても効果をだすこと出来るんじゃないですか?って話といっていいと思います。
面白いポイント
ゲームと教育を考えるときによく言われる例として、「チョコレートとブロッコリー」という話があります。どういうことかというと、いままでの教育系ゲームっていうのは、「ブロッコリー」という野菜(教育として教えたいモノ)のまわりに、チョコレートという甘いモノ(ゲームという見かけ)をつけて、食べさえちゃえ!みたいなものだったということなんですね。一見、おいしそうだけど、食べ合わせが悪いので二度と食べないと。
いままでのゲームと教育の関係をこのように表しています。これ、たしかにそうですよね。そうした反省を踏まえた上で、今後のゲームと教育の関係について考えています。
この本について語る
薄いわりにはなかなか内容がつまっている本ですね。シリアスゲームって、ゲームと違うのかいな?とか、いろいろ細かい定義などものっています。また、さまざまな「ゲームで学ぶ」教材例がのっています。ですから、具体的なイメージもつきやすいでしょう。
ネットでちょっと調べてみましたが、いくつか日本でも試みがあるようです。
今、子供が熱中する「シリアスゲーム」【コラム】
http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=MMITea032002032006
スクウェア・エニックスがゲーム開発をもとにしたシリアスゲームを発表!
http://www.famitsu.com/game/news/2007/03/06/103,1173126665,68065,0,0.html
「ゲームで学ぶ」っていうのは、個人的にゲームが好きな僕としてはなかなかよいように見えますが、大変だろうなと言うのも同時に思いますね。ゲーム性があって、かつ、学べることが学べちゃう。これってどう実現するのよ?という気がします(笑)
ただでさえ、「ゲーム性」だけにこだわっても、売れないゲームがあるわけで、たくさんの試行錯誤の上で、きっとヒット作がでると思うのですが、そこまで耐えられるのかなあという気がします。若干否定的なコメントかもしれませんが、期待がある分、難しさを感じてしまうのかもしれません。
ただ、最近はやりのネット上で複数のユーザーとともになんかするゲームとか、そういうのはちょっと可能性があるかもと思っています。セカンドライフとかもう日本じゃ全然聞かない気がするけど、いまさらなにかやってみると面白いことができるかも?
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