3月に発売され、Amazonの「本の人気度ランキング」で1位を獲得した「パラドックス思考」が好評発売中です。

本書パラドックス思考は、ビジネスや人生における”無理ゲー”課題の特徴を読み解き、それらの問題に対して「心から納得いく解決策」を導き出そうとするものです。

・トップダウンか、ボトムアップか?
・正社員か、フリーランスか?
・個々の働き方の尊重か、チームの一体感の醸成か?

両立困難で、二者択一と思われる課題に対して、私たちは日々頭を悩まされています。この問題を解くためには、筆者らは、自分自身の中にある「矛盾した欲求(=感情パラドックス)」と向き合うことに着目しました。

例えば「自由に働きたいので、転職・起業をしようかな…」と悩んでいる場合に、「よし、すぐに辞めよう!」と行動するのではなく、一度自分の感情とじっくり向き合う時間を確保します。

すると、実は「安定もしたい」「ある程度は管理をしておいてほしい」といった、「自由」とは一見矛盾する感情を発見することができるかもしれません。

「自由が欲しいのに、管理もされたい」なんて、なんと欲張りな!と思うかもしれませんが「人間はめんどくさいけど、愛らしい存在」です。

パラドックス思考は「自由が欲しいけど、管理もされたい」などの感情パラドックスを受容し、「自由と管理」という相反する感情を両立する方法を探そうとする思考法です。

この例は、働き方(キャリア)の例ですが、組織のマネジメント課題や、アイデア創出に関わる課題、さらには日常のささいな悩みまで、幅広く取り扱っています。「部下の育成をしたいけど、自分も成長したい」など、「あるある」と思える悩みとその対処法を見つけることができるのではないかと思います。

なぜこの書籍を書いたのかの詳細な思いはこちらの記事にまとめてありますので、よろしければぜひご覧ください。

【新刊】『パラドックス思考』に込めた想いとは?
https://note.com/tatthiy/n/nf69533efbd5b