大学のプロジェクト型授業は基本的にグループワークで実施します。
ただ、もしこれを「1人でやりたい人は1人でやっていいよ」と言った場合に、どのくらいのひとが希望するのかなと最近考えたりします。
よく「グループワークをついつい1人でほとんどやってしまう」という人がいますが、これは授業で「グループでやる」という縛りがあるから起こる部分もあります。
これを取っ払ったら「最初から1人でやります!」みたいな人がでてくるのか興味深いところです。まあ実際に必修授業でこういうことはできませんが、思考実験としては面白いかなと。
そしてもう一つ興味深いのは、1人と、チームでアウトプットの質はどうなるのかなということです。1人のほうが面白いプランがでるのか、やはりチームの方がよいのかは気になるポイントかなとおもいます。
他者と協力したほうがよいということを本当に気がつくためには、ひとりの限界を知るということもありかもしれません。
まあこれで勝ってしまうということもあるかもしれませんが笑 チームとして負けたところは、チームとして最大限の成果をあげるために何が必要かを考える機会になるともいえるかもしれません。
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いずれにせよ、ぼくがここで考えたいのは「授業の最初にグループが決められて、そのメンバーとプロジェクトをする」という環境設定自体についてです。
この環境設定によって得られるものもあれば、得られないものもあるはずで、このあたり考えてみると意外と面白いのかなと思っています。
例えば自分のような職業の場合には、研究などであれば、チームを組まされるより、チームはこちらから組みにいくものだったりします。なので、そういう練習もありじゃないかなと思う時もあります。
もちろん、どんなメンバーであっても、その中で最大限の成果を出すということはいずれにせ必要になるんですけどね。
ということで今日はそんなことを思考実験してみました。
あなたならどっちを選びますか?