アイスブレイクの手法はたくさんありますが、以下の点を押さえておくとより有効に使えると思います。
アイスブレイクのワークは、すでに素材がたくさんあるからゼロからつくらなくても、目的に合わせてカスタマイズするのでもけっこういける。開発力より目的に合わせた選定力の方が必要。
— 舘野 泰一 (@tatthiy) 2017年9月21日
アイスブレイクの選定基準及びカスタマイズの指針は、1.メインワークの伏線になってるか、2.コミュニケーションさせる相手の量、3.コミュニケーションの深さ、の3点を意識するとよい。最初はたくさんの人と浅い内容で話せるものからスタートして、徐々に少人数で深める。
— 舘野 泰一 (@tatthiy) 2017年9月21日
アイスブレイクでほぐすべきは頭と関係性。考えるための思考の準備と、一緒に考えるための関係性の準備ができればオッケー。
— 舘野 泰一 (@tatthiy) 2017年9月21日
例えば、熱盛ゲームであっても、ルールのちょっとしたカスタマイズ、目的の丁寧な説明などをするだけで、学習効果の高いアイスブレイクにすることが可能。
— 舘野 泰一 (@tatthiy) 2017年9月21日
一番大事なのは「アイスブレイクをワークの文脈にしっかり位置づける」ということだと思います。
・メインワークとして何をやりたいのか?
・どんなメッセージを伝えたいのか?
これと合致するものを上手に配置すると効果を発揮します。オリジナルなアイスブレイクワークを作らなくても、お題を少し変えるなどのカスタマイズでも十分だと思います。
逆にこれをしないと、せっかくほぐした空気がリセットされてしまいます。「あれはなんだったの?」という雰囲気がかもしだされます。
「これはこれ、あれはあれ」というかんじにするのではなく、上手に流れに位置づけること、それがアイスブレイクを効果的に使うコツではないかと思います。
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今日書いた内容は、今週始まった「他者のリーダーシップ開発(GL102)」という授業の中でも取り扱いました。初回の授業なので、アイスブレイクを体験してもらったのですが、それを通じて「具体的にどう設計するか?」という後ろ側についても解説するというスタイルですね。「体験してもらった後にネタばらしをする」というスタイルで、場を設計できる学生を育てられれば名と思っています。
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