教育手法に注目が集まるいまだからこそ、「人はどのように学ぶのか?」という理論そのものも、一般に広がっていくと面白いですよね。
わりといまは多くの人が教育手法に注目してるので、それと同時に「そもそも人はどのように学ぶのか?」などに関する考え方や知見が広がるといいな。
— 舘野 泰一 (@tatthiy) 2017年9月11日
人はいかに学んでいるか?についての前提があるから、その方法としての教育手法が取られているわけなので、その理由を理解することは確実にプラスになる。
— 舘野 泰一 (@tatthiy) 2017年9月11日
人が学ぶということはどういうことか?を説明するのはアカデミックな領域の人たちが得意なわけだし、学問的に貢献できるところ。学ぶことそのものへの認識が深まれば、全体としてよい方向に進むのでは。
— 舘野 泰一 (@tatthiy) 2017年9月11日
現場の人の声を聞いていると「アイスブレイクとか、双方向でやる手法はわかった。でもそもそもなんでそういうことが必要かはよくわからないし、深い学びってそもそも何よ?」ってかんじなのかなという印象を受けます。
— 舘野 泰一 (@tatthiy) 2017年9月11日
最近色々なところで研修をやっていてかんじるのが「手法についてはいろんなところで話をきいたよ」「でも、そもそもなぜそういう手法をとるのかも、人がどう学んでいるかなんて考えたことはないよ」とみなさん考えているのかなということです。
逆にいえば「人がどう学ぶのか?」「なぜそういうことが必要なのか?」ということについて、とても知りたがっているのかなと感じます。そして、実はそういうところこそが、われわれ研究者の得意なところなんですよね。「知りたがっている人がいる」「それについて詳しい人がいる」というのはとてもグッドな状態です。
こういう機会を上手に使って「人はそもそもどう学ぶか?」ということをみんなに知ってもらうといいのかなと思っています。
もし「人がどう学ぶのか?」という理論などを、多くの人が当たり前に知っている時代がきたとしたら、それはなかなか面白いことが起こるんじゃないかとワクワクします。
「学ぶ」とか「成長する」、「教える」というのは、「学校」や「授業・研修」という決まった枠のなかではありません。生きていれば全員にかかわる身近な問題です。
子どものような発想ですが、ひとりひとりが学び上手・教え上手な人になれば、毎日の生活が楽しくなっちゃうんじゃないの?と思う今日この頃です。そういうことに少しでも自分の仕事で貢献したいですね。
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