先日、新刊「アクティブトランジションー働くためのウォーミングアップ」に収録されているワークショップを体験していただくイベントを実施しました。
三省堂
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イベント一週間前のタイミングでの募集でしたが、定員20名のところ2倍以上の50名を超える応募者がありました。ご応募誠に感謝いたします。
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会場は上野公園内にある「上野の森パークサイドカフェ」です。自然に囲まれ、会場も木のやわらかいかんじが伝わってきてとてもよいかんじでした。
制作チームのメンバーも多く参加しました。写真は準備中の一コマです。
今回参加していただいた方々は、本書のメインターゲットである「大学のキャリア教育などの担当者(キャリアセンター職員含む)」「企業の採用・研修担当者」だけでなく、高校や小学校の先生、NPOでワークショップを実践されている方、看護領域の方など、さまざまでした。
多くの領域の方が興味を持って下さっているとあらためて思いました。(※ワークショップ自体も、大学・企業以外でも実践可能だと思います。)
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今回のイベントの流れはざっくり以下のように進みました。
- イントロダクション(書籍のねらい、構成、概要についてプレゼン)
- 「カード de トーク いるかも !? こんな社会人」ワークショップの体験
- 会場からの質疑応答
約2時間のイベントですが、会場の盛り上がりもあり、あっという間にすぎてしまいました。
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今回体験してもらった「カード de トーク いるかも !? こんな社会人」ワークショップは、一般的な組織にいる「典型的な社会人」がカードとなっており、そのカードをもとに対話を行うことで「就業観・職業観」について考えるものです。
具体的には「この人苦手かも」「この人なら働いてもいいかも」というカードを選んで、理由を話してもらうことで、自分の価値観を理解します。
対象者は、内定者や入社直後の新入社員などを主に想定していますが、会社の中の「いるいる」という人をカード化しているので、社内でやっても楽しめるようなワークショップになっています。
今回は社会人のみなさんにこのワークショップを実践していただきましたが、あちらこちらで「あー、わかる」という声が聞こえてきました笑
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ワークショップを実践して興味深かったのは、大学生と社会人では「選ぶカード」と「その理由」など、働く人に対する「視点」が異なるという点でした。
社会人の方々の視点で面白いのは、社会人カードを選ぶときに「上司だったら、同僚だったら、部下だったら」という、自分との関係によって「働きたい」「働きたくない」を選んでいました。大学生に対して実践したときにはまだそのような視点はありませんでした。
また、カードを選ぶときに「自分にとって働きたい人かどうか」だけでなく、「その人がいることによる組織への影響」までみて判断していたのも印象的でした。つまり、「こういう人が苦手」とかではなく「こういう人がいると、組織の雰囲気がこうなるから苦手」とか、そういう理由です。
大学生と社会人を一緒にして、ワークショップを実践しても面白そうだと思いました。
イベントの最後には、ワークショップで使用する「社会人カード」をお土産としてプレゼントさせていただきました。
カード自体は書籍にも掲載されているので、書籍をご購入いただいた方はコピーすることでそのまま利用可能となっています。
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ということで、今回書籍に関係するワークショップをはじめて実施してみましたが、私自身にも発見がある非常に楽しいイベントでした。
今回実施したワークショップのタイムラインや、教材は全て書籍に収録されているので、どなたでも同じワークショップを実施可能です。ぜひさまざまな場所で実践していただければ幸いです。
また、実践をする際には、この書籍に収録されているワークショップは「そのまま忠実に再現して欲しい」ということではなく、これをベースに「各実践にカスタマイズしてやってほしい」と思っております。その上で、そのカスタマイズした内容をぜひ共有していただきたいと思っています。
今回実施しただけでも、多様なカスタマイズ案が提案されており、実践の広がりをかんじました。
こうしたサイクルがでてくることで「アクティブトランジションを支援するコミュニティ」が生まれてくるのかなと思っています。
ワークショップの参加者の方々から、イベント後に「●●月に、●●を対象に、ワークショップをやってみます!」という報告をたくさんいただきとてもうれしかったです。
実践報告をご自身のFacebookやBlogにアップしていただければ、アクティブトランジションのFacebookページでシェアいたしますのでぜひご連絡下さいませ。
https://www.facebook.com/activetransition/
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今後もこうした体験ワークショップは引き続き実践していこうと思っています。開催情報はメルマガでも連絡させていただこうと思いますので、ご興味ある方はぜひ以下からアドレスをご登録下さい。
書籍はこちらから購入できます。池袋のジュンク堂では目立つところに陳列されているそうです。
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当日のイベントについて参加者の方々が感想を書いてくださいました。ブログに書かれたものを紹介させていただきます。投稿ありがとうございます!
制作チームのみなさまも、準備期間が短い中、本当にどうもありがとうございました。
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今後もこうしたイベントをどんどんやっていきたいと思います!お楽しみに!