先日、東京学芸大学の高尾隆先生がこんなツイートをされていました。高尾先生は即興演劇(インプロ)などの研究・実践をされています。
相手が言うことがわかるようになってから外国に行こうと思うのでなく、早く外国に行って相手が言うことがわからないということに慣れていく方が、たくさんの出会い、経験、学びをえられるかもしれない。
— 高尾隆 (@takaotakashi) September 7, 2014
これはなるほどなあと思いました。外国語に限らず、仕事などでもいえるかもと思います。「○○ができるようになったらやる」という発想は実はあんまりうまくいかないのかなと。
例えば、周りで仕事をたくさんもらって、どんどん成長している人のことを考えてみます。もちろんそういう人は「仕事ができる」わけですが、よくみてみると「最初からその仕事ができるから、その仕事をもらえている」というケースだけではありません。
「できるようになりたい人が、積極的に仕事を引き受けて、仕事と格闘しながらできるようになり、結果的にできる人になっていく」というケースも多いのではないかと思うのです。
「できるかどうか」は不安でも、「やりたいかどうか」でいったら「やりたい」のであれば、とにかく最初に一歩踏み出してしまうということが結果的に近道なのかもしれないなと思います。
こういう発想は、まさに即興演劇(インプロ)的でもあるのかもしれませんね。状況に飛び込んで、その中で頭をフル回転して学んでいくかんじは大事だなあとあらためて思います。
■関連リンク
ちなみに高尾先生が以前twitterに書いていた、英語の学び方に関する記事はこちらにぼくがまとめています。気づけば1万viewを超えていました。英語を勉強したい人にとってはとても励みになると思います。
高尾隆先生による英語文献の読み方・英語の学び方
http://togetter.com/li/484982
高尾先生の書籍の一部を以下にまとめました。興味ある人は読んでみては?