大学生のグループワークのよくある悩みのひとつに「周りに任せられず、ひとりで全部やってしまう」というものがあります。
これには色々な要因があると思うのですが、その一つとして、「実際みんなで協力するより、ひとりでやったほうが高いパフォーマンスがでるんじゃないの?」という前提があるような気がしています。
つまり「他人と協力した方が高いパフォーマンスがでる」という原体験がないので、あまりこれを信じられないのかなと思います。
たしかにグループワークをよく観察してみると、「高い成果を出すためにグループで仕事や役割を分割する」というよりも、「みんなで平等にやっていること」が優先されているように感じることがあります。
こう考えると学生にとっては、
ひとりで高い成果を出す
or
みんなと協力して和を保つ
という二者択一になっているような印象を受けます。
そうではなく、他者と協力することが高いパフォーマンスにつながると思えるためには、どこかで一度こうした成功体験を積む必要があるのかなと思います。
もちろん成功体験ではなくても、なにか納得して、それを信じられるものがあればいいんですけどね。
あなたは他者と協力することで高いパフォーマンスがでると信じられますか?