いまは時代の過渡期だからか「○○の変革」とか「○○の改革」という言葉が使われることは多いかなと思います。教育改革とか、組織変革など、ぽっと思いつくだけでも色々あります。
世の中が変わってきているので、何かを変えていこうというはぼくは賛成です。
それ自体は賛成なのですが、「変革」とか「改革」という言葉は、言葉として時に「強すぎるかも」と感じることも少しずつ増えてきました。
変革とか改革は「する側」の立場にいる人たちにとってはよいですが、自分が「される側の対象」だと思ったら、非常に怖い言葉ともいえます。
例えば、ある日なにかの「改革・変革」のミッションを持った人が、自分のところにやってきたら「いままでの自分は間違っていた」と思わされるのではないかという気がしています。
それで「よし、次に向かってがんばろう!」と思えるならよいですが、本当にそう思えるのかなというかんじもしています。
まあもう「変化」が目的ではなく、「メンバーの再編」が目的なら、それでいいのかもしれませんが。
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たぶん、ぼく個人が違和感を感じるのは「変革」「改革」という言葉には、
・「する側」と「される側」が想定されているように感じること
・過去に対する過度な否定を含むこと
の2つがあるからかと思います。そうではなく、
・一緒に変化しようよ
・過去は過去でそのときの最適解でがんばってただけで、次の時代の最適解を考えればいいよ
という方が、やる気がでるし楽しいのかなと思っています。
その意味では、ぼく自身は落合陽一くんなどが言っている「アップデート」という言葉の方がまだしっくりくるようなかんじもしています。もちろん、もっとしっくりくる言葉は他にあるのかもしれませんが。
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ということで、今日は「変革」や「改革」という言葉について考えました。
あなたはどんな言葉なら、みんなで「一緒にがんばろう!」と思えますか?