先日、東京藝術大学でワークショップデザインに関する講座をおこなってきました。この講座は、東京都美術館 × 東京藝術大学の「とびらプロジェクト」の一環でおこなわれているものです。実は昨年度も担当させていただき、今年で2回目となります。
内容はワークショップが作れるようになるための基礎ということで以下のようなことを体験的に学ぶものとなっています。
・ワークショップの事例から、ワークショップの構造を学ぶ
・ワークショップの前提となっている学習理論について学ぶ
・ワークショップのメインワークの設計方法について学ぶ
・ワークショップのファシリテーションについて学ぶ
・ワークショップの企画書の作り方・広報の注意点について学ぶ
1日5時間で学ぶ内容のため、それぞれ少しずつしか取り扱えないのですが、ひとまずワークショップデザインを学ぶための基礎は学べるようにしています。
昨年度実施したときの内容は「とびらプロジェクト」の中で定着しているようで、「活動と学びのサンドイッチにしないと」など、共通の言葉となっているという話を聞いてうれしかったです。
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講座では書籍「アクティブトランジション」に掲載されている3つのワークショップを事前に読んできていただき、ジグソーメソッド形式で説明し、ワークショップの構造を学ぶなどのワークをおこないました。アクティブトランジションは、ワークショップの基本的なデザインを学ぶ上でもわかりやすい事例となっていると思います。
アクティブトランジションでは、ワークショップの事例をかなり詳細に掲載しています。非商用利用であれば、どなたでも実施いただけます。
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東京藝術大学のキャンパスに入るのも年にこのタイミングだけなのですが、大学自体もとても面白くて、いつもいろんな刺激があります。例えば、今回は会場に「ピアノ」が普通にあったりして驚きました。当たり前かもしれませんが笑
お昼ご飯は、伊藤達矢先生とご一緒させていただいたのですが、芸大の大学生活の話や、入試の制度などなど、出てくるお話がいちいち新鮮でした。ワークショップなどの「場作り」の能力は、この業界のなかで今後より求められていくだろうというお話にもなるほどと感じました。
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ワークショップの作り方について話をしていると、ついつい自分だったら何つくろうかなと考え始めるので、新しいワークショップ開発意欲が湧いてきます。
なにか新作作りたいなと思う今日のこの頃です。
なんか若干ぶっとび系の実験的なやつがやりたいですね。いくつかやりたいものがあるので、ゲリラ的に実施してみようかなと思います。
ワークショップデザインなどに関連する過去記事はこちらに一覧をまとめておりますのでよろしければ合わせてご覧下さいませ。
Teaching & Design(過去記事まとめ)
https://goo.gl/TM4nMU
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