ニンテンドースイッチとともにスプラトゥーン2を購入したのですが、面白すぎて久しぶりにゲームにはまっています。毎日どうにかプレイする時間を捻出したいと思い、日々仕事をがんばってます。

主に寝る前を中心にプレイしているので、イメージ的には海外ドラマ「ハウス・オブ・カード」的なノリなんですが、やっているゲームがスプラトゥーンだとかわいすぎますね。

※ちなみにこのドラマもすごく面白いです!まだシーズン2の途中までしか見れてないけど。Netflix契約しないと。

アメリカの政治家が主人公のドラマで、その主人公が夜によくPS3の軍隊モノ的なゲームをしています。

スプラトゥーン2は本当によくデザインされていて、ゲームの新時代を感じます。ざっとあげるだけでもこんなかんじです。

・基本ネット対戦のマッチング形式。一期一会感がちょうどよい。
・スマホアプリと連動している。自分の戦績とか振り返り可能。
・ステージやルールなどが、時間によってスケジューリングされている(自分で選べないのがまたよい)
・あえて毎日プレイできないモードがある(サーモンランというイクラを運ぶバイト)
・全体的に「メタファー」が秀逸。(イカ、サーモンなどなど、謎の統一された世界観が理解の助けになっている)
・初心者からゲーム上級者まで全員が楽しめる仕組み作り
・BGMがよいので作業用BGMになりがち

こういう面白さがあるんですが、やはり職業病というか、これもついつい「学習」「教育」「リーダーシップ」などの話と関連づけて考えてしまいます。

せっかくなのでどんなことを考えているかをざっと箇条書きしてみたいと思います。

もはや読者のことを完全に無視しているかんじがしますが、雰囲気だけご理解いただければと思います笑

・リーダーシップを発揮するといっても、自分の武器を扱えないとチームには貢献できない。「武器を扱うスキル」、「そもそも自分はどんな武器を持つべき(持ちたい、合っている)のかという自己理解」、「初心者をむやみに倒したりしないという配慮(倫理的なもの)」のすべてが必要。

・初心者段階では「周りを見る余裕」なんて全然なくて、自分の操作で精一杯。はじめて学ぶ学習内容でリーダーシップも発揮しなさいというのはけっこう環境的につらい。自分の操作が最低限できるようになってはじめて周りをみられるようになる。

・チームに対する声かけ(「ナイス!」とか「カモン!」)は、行動が伴っているときほど周りに響く。「声かけ専門です!」っていうのはあんまり成立しない。倒せなかったら床を塗るでもなんでもいいので、とにかく行動して、タイミングよいときに声をかけられると、チームがすごく鼓舞される。

(※ちなみに初期はそもそも声かけする余裕がないというのはあるけど。あわててしまって「カモン!」のところで「ナイス!」しがち。)

・初心者がいきなり超強い人とあわないようにしているコミュニティづくり。強い人のランクはあえて「飛び級」させることで、レベル感のちらばりがちょうどよくなっている。自分が「背伸びしてちょうどよい」くらいのレベル感をつくらないと学べないどころか、勝てなすぎて嫌いになる。もちろん、簡単すぎるとそれはそれであきちゃう。

・初心者がたくさんいるマッチのときに、強い人が初心者狙いでがんがん倒すとかをあんまりしないのが印象的。「そういうのをするとゲーム嫌いになっちゃうからやめておく」みたいなことを聞くと、コミュニティは仕組みだけでなく、それぞれの配慮によって保たれることをあらためて理解する。

・簡単でもいいので振り返りの仕組みをスマホに用意しているのは面白い。自分が得意なステージ・競技などをみることができて振り返りができる。自分のデータ分析など、ちょっとした振り返りをする端末としてスマホは優秀。スマホは入力端末としても使えるけど、やっぱりサブの振り返り端末として使うのが面白いかも。

・チームの動きが見えやすいもの(スポーツなどもそうだけど)の方がリーダーシップを学ぶ上では本当はやりやすい。例えば、「一人でつっこむとすぐやられる」みたいなことは、ゲームの方がわかりやすい。いわゆる大学のグループワークだとひとりで全部やったほうが早いとおもいがち。もちろん、なんでもできる人がいたほうがいいけど、独りよがりにやっていると、すぐやられるので、その方がトライアンドエラーのサイクルもすぐまわる可能性あり。

・メタファーの使い方がうまい。人間の理解を促進する上でアナロジー的なことはすごく大事。そもそもなぜイカなんだ?っていうのはさておき、とりあえずイカ、タコ、サーモン、イクラなど、なんとなく「魚介系」に関する既有知識をうまく活用しているかんじがして、ユーザーフレンドリーになっている気がする。

ものすごく読者をおいていった気がしますが、週末の更新などのでたまにはゆるしてください笑

なんでも研究と引きつけてしまうのは職業病だと思いつつ、「普段やっていることと遠いこと」で「楽しいこと」を「普段やっていることのレンズ」でみるときのほうが、一番創造的になれるような気がしています。

そういう時間は一見無駄にも思えるのですが、「必要な無駄」と「本当にいらない無駄」とをうまく見極められるようになりたいです。

とりあえず早くニンテンドースイッチが市場に出回ってほしいです。転売価格になっているので、購入にはご注意を。定価だと税込み3万4000円くらいだったと思います。今後増産されるとのことなので期待しましょう。

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