学び・成長を促すために、色々授業方法を工夫したりするわけですが、そもそもの前提として「本気で学ぶことがバカにされない雰囲気」をつくることは必須といえるでしょう。先日こちらのツイートをしましたが、それなりに共感していただけたようです。
本気で取り組むことがバカにされない雰囲気作りは成長においてはとても重要。お互い足をひっぱりあって、仲間の中での相対的優位性を保とうとしても、そのコミュニティそのものが沈んでしまったら元も子もない。全員で上がるか、全員で下がるかしかない。
— 舘野 泰一 (@tatthiy) 2017年8月29日
このような環境をつくるためにはどうしたらよいでしょうか。
一つ目は、「外の大きな世界を知る」ということが考えられます。足を引っ張り合うのは「狭い世界のでの相対的優位性」に着目してしまうからともいえます。より大きな目標(ビジョン)のために、目の前の仲間と一緒にがんばるほうが得だと思える環境作りが重要です。
二つ目は、教える側もそういう環境になっているということでしょう。結局どれだけ口で何かをいっても、「まあこれは建前でしょ」と思われたら終わりなんですよね。背中で語るというか、たしかにそうだよねと示すことが大事になってくるのかなと思います。
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「あいつ何本気になっちゃってんの?」
という雰囲気はだれしも実は経験していると思います。でも結果的に、だれも得をしない考え方ではないでしょうか。
まあもちろん「他人にも本気になれ!」とものすごく迫るコミュニティはちょっと息苦しいかもしれません。ただ、少なくとも個人が本気になってやることを止める権利はないのではないかと思います。
本気になって行動する人を応援できるコミュニティはあらためて大事なのではないでしょうか。以前書いたこの記事も関連する内容だと思います。