大学生にとって、ミーティングでしっかり「合意する」ということは難しいことのようです。
ミーティングで「合意をつくる」という経験は意外に高校までで経験してこないのかもね。自分の意見を相手にのませるでも、しぶしぶ受け入れるでもなく、納得してここならいいよというポイントを探すイメージなんだけどね。
— 舘野 泰一 (@tatthiy) 2017年4月20日
ミーティングのゴールが「合意」なのであれば、やはりどんどん「少なくともどこは合意できているか」という共通点探しをしていって、「だよねだよね」で揃えつつ、意見の相違のポイントとなる論点(基準)を探して、「それならいいよ」を引き出すかんじ。
— 舘野 泰一 (@tatthiy) 2017年4月20日
もっと簡単にいえば、合意をつくるってことは、最終的に「俺らこの目的を達成するための仲間じゃん!」となればよい。それをついつい「相手を意見で納得させて倒すぜ!」となると、「いや、納得いかん!」と停滞状態になっちゃうんだよね。言い負かすというより、仲間になってもらうイメージだね。
— 舘野 泰一 (@tatthiy) 2017年4月20日
私たちは「ちゃんと決める」練習というのを実はやってきていないのかなと感じることがけっこうあります。「本当は納得してない」みたいな状態で「なんとなく決まる」ということは多いのではないでしょうか。
また、どうしても意見を飲ませるというか、「戦いモード」になってしまうこともよくあります。ちゃんとコミュニケーションしたら「仲間」になれるかもしれないのに、ついつい目先の違いなどで戦ってしまうんですよね。
「相手を倒す」より「仲間を増やす」方が、結果的に目標達成につながるのではないかと思います。これはひとつのリーダーシップともいえるので、上手に学んで欲しいなと思います。
■参考書籍
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