実は私たちにとっての問題は「最初に手挙げる人がいないこと」ではなく、「手を挙げた人を支援しきれないこと」なのではないでしょうか。関連するツイートをまとめました。
いまの時代「新しいアイデア」はもちろん求められているが、それを「実現する」とか「継続させる」ということがといったことがあまりに手薄なような。「一点突破」は「後方支援」とセットでなければ、変化は一瞬で終わってしまう。
— 舘野 泰一 (@tatthiy) 2017年8月23日
「後方支援的リーダーシップ」は、日本人にとっては「一点突破」に比べるれば、一見相性が合うような気がするが、最近本当にそうかなと思うこともある。がんばっている人や何かを突破しようと思う人を、後ろから支援することは本当にできているだろうか。
— 舘野 泰一 (@tatthiy) 2017年8月23日
「先頭に立っている人を後ろからサポートする」というのは、本来は後ろからサポートする人も、前にいる人と同じくらい大変なはずだ。真の意味での「後方支援的リーダーシップ」ができるようになると、実はものごと色々前に進んで面白くなってくるのかなと思ったりする。
— 舘野 泰一 (@tatthiy) 2017年8月23日
単純な話、LINEグループで何かを提案したときに、なんでもいいからスタンプ送るだけでも、行動した人はほっとするんじゃないかとおもう。アクションした人をスルーせずに、そこに何かのアクションを重ねるということができるだけで、思ったよりいろんなことが前に進むのでは。
— 舘野 泰一 (@tatthiy) 2017年8月23日
「一点突破」と「後方支援」がセットになるためには、相互に助けを求め合うこと、両者が覚悟をもってやることが重要ではないかと思います。
「一点突破」が得意な人は、時につっこみすぎずに「後方支援」を待つとか、求めるということが大事になってくるでしょう。「後方支援」が得意な人は、なるべく早く前線に追いつくこと、そして、苦しいときほどサポートすることが大事になると思います。
また、両者が同じ覚悟をもっていることも重要でしょう。なんとなく後方支援の方が責任が軽くみえますが、それは本当の意味での後方支援ができていないのかもしれません。ともすると「よいときはのっかるけど、状況が悪くなったら退散する」みたいになっていることもあるかもしれません。
新しいものを起こすというと、よいアイデアを思いつくとか、最前線にいる人に注目してしまいますが、本当にそれが実現されるときというのは、よりよい「後方支援型リーダーシップ」を発揮している人がいるのではないかと思います。
本当の意味で「後ろからサポートする」ということを考えていくと、もっといろいろ面白いことが展開されていくのかなと思います。
■参考書籍
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