最近新しいことを学ぶときに「文字のまとめられた情報」からだけでなく、「動画で実際にやっている姿」(広い意味でプレイ動画)から学ぶことが増えてきたように感じます。
例えば、ぼくが最近学んだものというと「テニス」と「ゲーム(スプラトゥーン2)」が挙げられます。
テニスについては、超初心者で今年はじめてスタートしたのですが、ボールの打ち方などのイメージは「実際に打っているところ」に関する動画をYoutubeなどでみてイメージをつかんでいます。身体の動きみたいなものは、文字でみるよりも動画でみるほうが断然リッチです。
ゲームでいうとスプラトゥーン2は、Youtubeでうまい人のプレイ動画などを時々みています。やっぱりうまい人は立ち回りも違いますし、そういうふうにやるのかというかんじで、とても勉強になります。
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「動画」という教材が面白いのは、「できごとをまさにやっている姿」(ある種のプロセス)を見られるという点ではないかと思います。「ボールを打つ」、「敵と戦う」という姿そのものを見ることができます。
教科書や文字の情報というのは、どうしても「あとからまとめた教訓」(ある種のプロダクト)になりがちです。「こういうことを意識してやるとよい」というコツの情報もとても意味があるのですが、それはあくまで「事後に」、「言葉で」表現された情報であって、そこからは「どうやってそれがでてきたのか」を理解するのが難しいという問題点があります。
一言で言うと「言っていることはわかる。でも自分がどうやってやったらいいかわからない!」みたいな状況になるんじゃないかと思います。
現代はどこにいても「実際に動いている姿」からモデリングによる学習ができる時代といえるのかもしれませんね。
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今日は「動画」の教材的な意義について書いてみました。
昔はゲームをやるときにも、
・攻略本などを読む(本という媒体から文字情報で理解する)
・友達から聞く(学校など対面でつながっている人とのやりとり)
と、かなり学習リソースが限られていたものの、いまは
・ネットの情報を読む(専門のサイトなどが複数ある)
・対面であったことはない人の投稿などを参考にする
・プレイ動画をみて学ぶ
など非常にリソースがリッチな状況が生まれており、プロダクト、プロセスの情報がバランス良く入手できるようになっているように思います。
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以前将棋の羽生善治さんが書籍で、現代はネットなどの発達から「学習の高速道路」状態であるという話をしていましたが、そういう環境になっているなあということを肌で感じています。
もちろん、ある程度のところまでは高速道路で学べるものの、その先は大渋滞というのはあるかもしれません。ただ、趣味という範囲であればそれはそれでいいのかもしれませんね。
■参考文献
知の高速道路の話はこちらの書籍に載っていましたね。
筑摩書房
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