ビジネスプランに限らず、なにかのプラン・アイデアを考えようとしたときになんだか無難なプランに落ち着いてしまうということはありませんか?
そんなときに「自分は面白いプランを考えるセンスがない」などと落ち込む人も多いのではないでしょうか。
でも本当にそうなのでしょうか?
例えば、授業のグループワークで「よいプランがでない」と悩んでいるチームの相談にのることがあります。そういうときに色々と話を聞いていると、グループワークのなかで「なかなかにぶっ飛んだ面白いアイデア」がでていたりするんですよね。
つまり、ぶっ飛んだプラン・アイデアが思いつかないのではなく、それが採用されていないというだけなんですよね。
そういうときのぼくの役割は「そのぶっ飛んだやつでいこう!」という背中を押すことになります。その上で、「ぶっ飛んだやつを実現するための方法、説得するための方法をどうやって考える?」というかんじに進んでいきます。
この事例から言えることはつまり「創造性がないのではなく、それが押さえられているだけでは?」ということなのです。
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「創造的であるために必要だけど、人々が無意識に避けてしまうこと」があると言われています。
これについては、以前、即興演劇(インプロ)を研究・実践されている高尾隆先生(東京学芸大学)に教えてもらったのですが、以下の3つだそうです。
・頭がおかしいと思われること
・えろいと思われること
・普通と思われること
たしかになんとなくこの3つはオープンにしにくいですよね。ただ、素晴らしい芸術作品はこの3つを満たしているものが多いそうです。
おそらく、プランをチームで考えている段階ではこの3つに関するようなアイデアはでていると思うのですが、いざ発表しようと思うと、「なんとなく文句を言われなそうな無難なプランにしちゃう」ということが起こっているのではないかと思います。
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今日はぶっ飛んだプランを考えることについて考えてみました。「面白くて創造的なアイデアを考えたい」というのは多くの人がのぞむことではないでしょうか。しかし、「自分にはそんなセンスないかも」と落ち込むことも多いと思います。
しかし、実際は「その発想を自分でおさえている」だけであって、そのアイデアの種はいろいろなところにでている可能性があります。
その自分の発想を大事にしながら、実現可能性などをロジックで考えて形にしていくということができればよいプランができると思います。
「一見ふざけているようだけど、実はよくねられていて、たしかにそうだと思えるプラン」をたくさん見られるとよいなと思っています。
もちろん、自分もそんなアイデアを提案・実現できるように日々楽しんでいきたいと思います。
【参考文献】
フィルムアート社
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